ジーコジャパンにご苦労さん!

サッカー日本代表ジーコ監督の4年間が終わった。総決算の場だったW杯で1次リーグ1分け2敗、勝ち点1のF組最下位で敗退。結果だけからみれば、失敗と断じられてもおかしくない。が、ジーコ監督がこの4年間で提起した「自由なサッカー」や「強い気持ち」などは、今後数十年にわたって日本サッカーが取り組んでいかねばならない本質的な問題ばかりだ。

ジーコ監督は最後まで日本選手のレベルまで下りて行かなかった。基本姿勢は「ここまで上がってこい。おまえたちにはできる」。選手には徹底して自立したプロとしての意識を求めた。しかし、W杯制覇5度の「王国」とプロ化後十数年の日本の選手との間にある技量、意識面での溝は、ジーコ監督の想像以上に大きかった。

中田英ボルトン)のように監督の意図を理解し力を振り絞った選手もいたが、大部分の選手に浸透していたとは言い難く、最後までチームに真の一体感は生まれなかった。これは選手の問題であると同時に、初めての監督業で指導法の「引き出し」の少なかったジーコ監督の責任でもある。日本サッカー史上過去にない才能がそろったこの世代の実力を結集できなかった悔いも残る。

日本協会の姿勢も、前任のトルシエ監督から180度タイプの異なるジーコ監督の招聘(しょうへい)、そして今度はオシム監督への就任要請と、その振幅の大きさは否定できない。8月に早々と次期代表の始動を控えているという事情はあるにせよ、ジーコ体制の4年間のしっかりとした総括、そして「日本が目指すべきサッカー」を、もう一度明確に示す作業が必要となる。

ジーコジャパンの4年間が終了した。
いろいろな批判の声があったが、選手個々の力が世界に追いついていない状況は否めない。
いくら神様ジーコでも選手の個々の力を引き上げるまでの力は無かった。
私は、ジーコジャパンには楽しませてもらった一人である。
中田英寿クラスの選手(モチベーションの高い選手)が10人(川口を除く)いないとW杯勝利は無い。
4年後のW杯は予選から厳しい状況が予想されるが“オシム”パワーに託したい。

最後に、ジーコご苦労様でした!!