敗戦後の長い長いミーティング。

巨人敗れ長~いミーティング
<ヤクルト8-2巨人>◇19日◇大阪ドーム
 試合後の長いミーティングが、久しぶりの敗戦を物語っていた。報道陣の前に現れた巨人原監督は「ミーティングが長かった? そりゃ、長いときだってあるよ」とサバサバした表情で、時折、笑顔も交えて口を開いた。工藤、桑田が戦列を離れ、ポッカリと開いたローテーションの谷間の試合。それでも、負けるべくして負けた試合内容だった。
 石橋をたたいて渡った後に、落とし穴が待っていた。4回2死二塁と6回2死二塁から、8番米野を敬遠し、投手石川と勝負。三塁ライナーと三振に打ち取り、それぞれ無失点。「敬遠はベンチの指示です。悔いは残したくなかったから」と説明したように、確かに敬遠策は成功した。しかし落とし穴は、作戦を遂行した後に待っていた。
 次の回の先頭打者は、昨年の首位打者・青木。初回と3回にも四球で出塁し、ともに生還しているように、ヤクルトでは最も塁に出してはいけない打者だった。5回には失策で塁に出ると、7回も遊撃内野安打で出塁。そして痛い失点に結びついてしまった。
 もちろん結果論だが、慎重になりすぎたことが、裏目に出てしまった。8番米野は打率は1割台で、お世辞にも打撃がいい打者ではない。それでも勝負を避けた結果、青木との勝負のプレッシャーを増幅させ、石川を嫌がっているという消極的な気持ちも増幅させた。連勝中には見られた攻撃的な姿勢が影を潜め、終わってみれば2-8で完敗した。
 連勝はストップしたが、まだまだ3敗目。21日からは今季初の阪神との3連戦が待っている。「明後日からは阪神戦。昨年のチャンピオンチームだし、しっかりと戦いたい」と原監督は、締めくくった。開幕ダッシュを決めた強さが本物か、試される3連戦になる。

8連勝で貯金が貯まった。今年は余裕で観戦できるぞ!!
頑張れ原巨人軍!!