えみるさんのご冥福をお祈り致します。

10歳の長女大下えみるさんを交通事故で亡くしたタレント風見しんご(44)が20日、都内で営まれた告別式のあいさつで、安全運転を訴えた。声を絞り出し「アクセルを踏むとき、道を渡るときに、ちょっとでいいからえみるのことを思い出してやってください」と、泣き崩れながら伝えた。

 焼香では10秒以上も肩を揺らした。ひつぎの中のえみるさんと別れ際に、募る思いが込み上げた。口づけし、妻と交互に娘の体を何度も抱き締めた。通夜では姉の死が理解できなかった様子の3歳の二女も、母親の足に必死にしがみついていた。斎場を去る直前、肩をすぼめて位牌(いはい)を抱えた風見は、深々と頭を下げた。弔問したキャスター森本毅郎(67)は「ふた回りぐらい小さくなった。(風見の)薄くなった体を見るだけでつらい」。師匠の萩本欽一(65)ら600人の弔問客は涙なしには見送れなかった。

 「最後の日の夜。えみるは僕の背中を流してくれました」。東京・明治座での舞台を来月に控える。思い出を胸に23日のけいこから仕事復帰する。風見の心を表すかのように、初雪は、いつしか寒雨へと変わっていた。

TVの映像で見ましたが、憔悴しきった風見さんの姿に涙しました。
運転する人は、本当に安全運転を心がけて欲しいと切に願います。