佑ちゃん、9日にもプロ志望届結論へ

【ロサンゼルス(米カリフォルニア州)4日(日本時間5日)=白船誠日、柴田寛人】早大かプロか。注目が集まる早実斎藤佑樹投手(3年)は帰国後の9日にも家族会議が始まり、進路を絞り込むことが分かった。日米高校親善試合は第5戦(対米国西部選抜)を行い、全日本高校選抜は先発した斎藤が5回3安打1失点、いきなり4者連続を含む8奪三振の力投で第3戦(4失点KO)の雪辱を果たした。6回から5連投となる守護神の駒大苫小牧田中将大(3年)が4回無失点の好救援。王子-怪物のリレーで有終の美を飾った。全日本は通算3勝1敗1分けの勝ち越しで全日程を終えた。

 斎藤は9日にも家族会議を開き、進路を絞ることになりそうだ。早実・佐々木慎一部長(44)は「まずは斎藤本人と家族で話し合ってもらい、それを受けて学校側と話し合うことになる。それは斎藤のお父さんとも確認済みです」と話した。斎藤は選抜チームとともに8日に帰国する。翌9日は早実の新チームが都内で秋季東京都大会1回戦に臨むが、3年生はフリーとなっており、その間に家族で話し合うものと思われる。

 高校生活に戻るのは11日から。その後、和泉監督や同部長ら学校関係者とも話し合い、15日のプロ野球志望届の締め切りまで5日間で最終結論を出すことになる。佐々木部長は「記者会見などは考えていない。万が一、プロ志望届けを出すようなことがあれば会見を開くだろう」と話した。学校側は、あくまでも本人と家族の意向を尊重する構えだ。

 当初は早大進学希望だった斎藤だが、甲子園優勝と米国での活躍で大きな自信をつかんだ今、心境が変化しているだろう。プロ側も巨人、ヤクルト、西武、横浜、楽天など複数球団が「プロ志望」の決断に備えて、高校生ドラフト1巡目候補リストに入れている。常に「いい環境で野球を続ける」ことを第1に進路を選択してきた斎藤親子が、どのような結論を出すのか注目される。


斉藤プロ野球に入って大活躍して欲しいです!
球団はどこでもいいので入って欲しいです!