事件の焦点は“動機”に移った。

「1人でやった」「手を合わせて拝みたい」。秋田県藤里町の米山豪憲君殺害事件で畠山鈴香容疑者(33)が8日、殺害を認める供述を始め、謝罪の言葉を口にした。だが娘を失い、悲しみに暮れていたはずの母親が、なぜ凶悪な犯行に手を染めたのか、動機はまだわからない。 
 今後の捜査は、動機の解明が最大の焦点となる。捜査本部は、事件のわずか1カ月余り前に畠山容疑者の長女、彩香さん(当時9)が水死した件と、深くかかわりがあるとみている。
 豪憲君と長女は、2軒隣で一緒によく遊ぶ仲だった。長女は畠山容疑者に「遊びに行ってくる」と告げて自宅を出たあと、行方が分からなくなった。最後の目撃者は豪憲君だったとされ、豪憲君は県警にもそのときの様子を説明していたという。 

 県警は「事故死」として事実上捜査を打ち切った。畠山容疑者は納得せず、能代署を訪れて再捜査を何度も迫っていた。 
 このため畠山容疑者が県警に再捜査をさせる目的で、あえて長女が行方不明になったのと同じ時間帯に豪憲君を殺害したうえに、長女の遺体発見場所と同じような川近辺に豪憲君の遺体を置いたのではないか、というのが捜査本部にある見方のひとつだ。 

 また、豪憲君やその家族との間で、畠山容疑者が何らかのトラブルを抱えていたという近所の情報もあるため、恨みによる衝動的な事件との見方もある。 

今後犯行の動機について焦点が移るだろう。
自分の子供の死と何か関係が有るのだろうか。
家族間のトラブルまで話しが出てきている。
今後の展開にとても興味があります。