GWなのにガソリン高騰!

原油価格の上昇で、新日本石油など石油元売り大手各社が1日、ガソリンの卸価格を一斉に引き上げた。これを受け、全国各地のガソリンスタンドでレギュラーガソリン1リットル当たり2-6円前後引き上げる動きが広がった。大型連休で行楽や帰省に向かうドライバーの財布を直撃した。

 大阪市内のある給油所では、レギュラーを5円値上げして133円に。店員は「書き入れ時のゴールデンウイーク中に値上げしないといけないのは痛い」と話していた。名古屋市中区のジャパンエナジー系列店も、レギュラーを6円値上げし133円にした。「周辺のライバル店が1日朝に値上げするのを確認してから踏み切った」(店長)という。東京都町田市のスタンドでもレギュラー137円と2円引き上げた。

 一方、値引き合戦が激しい東京都世田谷区の環状7号沿線のスタンドでは「競合店が上げていないので、値上げしたくてもできない」(店員)と据え置く店も目立った。また都内のスタンドの中には「大型連休の需要増を見越して4月中にあらかじめ値上げに踏み切った店も多い」(業界関係者)という。

 元売り各社は原油価格が4月に大幅上昇したため、5月出荷分の卸価格を1リットル当たり5-6円程度上げた。このため、小売価格に上昇分を転嫁する動きが相次いだ。

 全国平均のレギュラーガソリンの小売価格は、原油高騰で昨年8月に143円台を突破し、湾岸危機時の1990年秋に記録した最高値(142円)を更新。9月に144円台まで上昇した後、原油価格の下落に伴い、ことし2月には130円をいったん割り込んだが、4月中旬に再び130円台に上昇していた。

原油価格の高騰?!
何時まで続くのだろうか。
原油に頼らない新しい燃料を開発しなければ、枯渇してからではもう遅い!!