オリックス清原選手頑張れ!

オリックス清原和博内野手(38)が移籍後初となる2試合連続弾で大逆転勝ちを締めくくった。0-4からコツコツ10点を奪い、迎えた8回にダメ押しの7号2ラン。通算塁打数も4031とし、大杉勝男氏を抜いて歴代10位に入った。トドメの一撃は清原の打ち上げ花火だった。有銘のストレートをとらえた打球は、右中間スタンド一直線。8回に7号2ランで12点目をたたき出し、オリックスの大逆転を華々しく締めくくった。「勝負どころでの1発やないけど、完ぺきやったね」。それまで3三振を含む4の0。清原は照れたが、移籍初の2試合連続弾に気分の悪いハズはない。

 「4点差なんて全然分からんよ」。先発吉井が初回4失点の大乱調。試合開始早々、敗色ムードが漂った。だが清原はベンチで声をからし、萎えそうになるナインを鼓舞し続けた。意気に応え、4回には中村が適時二塁打でまず1点。5回には塩崎の適時打や相手暴投で同点に追いつき、6回にはついに日高が勝ち越しタイムリーを放った。あとは4番が結果を出すだけだった。この日の2ランで21年間で積み重ねた通算塁打数は4031。元ヤクルトの主砲・大杉勝男氏を抜いて単独10位に入った。通算打点も1516とし、6位の長嶋茂雄氏まで「あと6」に迫った。だが今の清原に個人記録は二の次だ。「今年は仰木さんの弔いの年。おれたちも仰木さんのように最後まで骨身を砕いて戦うことしか頭にない」。がむしゃらに目の前の1試合を勝ちに行くことだけだった。

清原選手の活躍に感動しています。
もっといっぱいホームランを打ってください。